MAP マルチポートチューナブルフィルターモジュール（mTFX）

mTFX はモジュール式イーサネットまたは GPIB 計測器で、PC ベースのオートメーションシステムから直接管理できます。光ネットワーク技術を作りかえたり、専用インターフェイスカードで複雑なライブラリを使用したりする必要性を排除します。

次世代 LCOS（Liquid Crystal on Silicon：反射型液晶）テクノロジーに基づく mTFX-C1 は、チューナブルフィルター以上のものです。可変アッテネータ、スイッチ、パワーメーター、DWDM マルチプレクサーの機能を統合することで、コヒーレントインターフェイスやアンプ、DWDM システムのフォトニックテストを大幅に簡素化します。TrueFlex™ テクノロジーを活用することで、フィルターは連続して中心波長と帯域幅のチューニングが可能となり、ITU グリッドに縛られることはありません。既に確立されている接続を中断することなく、すべてのサブ GHz 分解能の複数並列波長経路を作成できます。業界トップの低損失と帯域外フィルター仕様により、テスト信号に対する影響は最小限になります。

mTFX を使用して、適切なパワーで正しいテストポートへの適切な波長を得て、シンプルで直感的な GUI や SCPI ベースのリモートコマンドを使用して、任意の波長または波長グループを柔軟に分離、グルーミング、管理、およびルーティングします。

特長

• 0.5GHzの分解能で16GHz～5100GHzの範囲で帯域幅の調整が可能なチューナブルフィルター
• 低損失（<5.5dB）、連続拡張Cバンドカバレッジ、波長確度±3.5GHz
• 最大 120 個（L バンドの場合）および 180 個（C バンドの場合）の独立したフィルターで、それぞれ独立した減衰量と出力ポート割り当てが可能。
• 既存の接続を中断することなくフィルターの追加/削除が可能
• 自動シングル/マルチピーク検出アルゴリズム付き内部パワーメーターオプション
• 伝送パワー損失のない自動ピーク追跡機能
• フィルター生成用の高速でシンプルな GUI と SCPI 制御インターフェイス
• オプションの SW ライセンスで最大 8 つの出力ポートをサポート
• シングルスロットカセットで提供される C バンドおよびデュアルスロットで提供される L バンド

アプリケーション

• 光通信テストの自動化
• 100G+ コヒーレントインターフェイステスト
• ROADM ノードエミュレーション
• DWDM システムテスト中の信号抽出または挿入
• アンプによる利得スペクトラム管理とロードトーン生成
• OSNR 測定