宅内漏れテストキット
同軸ケーブルのホームネットワークに「圧力をかける」ことで漏れとイングレス発生箇所を見える化
この簡単で効率的なソリューションは同軸ケーブルのホームネットワークを強化するのに役立ちます。エンジニアは漏れメーターがなくても、漏れやイングレスに関連した断続的に発生する問題を排除できます。
イングレスは長らくHFC 高速データサービスの性能障害となっており、ケーブル会社はこの問題に対処する取り組みを強化してきました。 このイングレスの大半は宅内から発生し、このためエンジニアが導入時または点検修理の依頼を受けたときに検出することが重要です。VIAVI は、エンジニアの時間を節約し、同軸ケーブルのホームネットワークの接続の緩みをなくすことで、点検修理依頼の繰り返しを避けることができる簡単なソリューションを提供しています。
従来、信号の漏れ検出器は、CATV システムから放射される信号の漏れを測定するためには高レベルの感度が必要でした。同軸ケーブルのホームネットワークでは、信号レベルは宅外のプラントレベルより低く、全デジタルサービスへの移行は漏れ検出器にさらに高い感度が要求されることを意味します。 これが、航空帯域と LTE 帯域の両方での信号漏れを同時に監視することに対する新しい要件と相まって、帯域の検出を特に難しくしています。
実験室での実験では、0.1uV/m のように低い漏れでも LTE 信号が加入者ネットワークに侵入しケーブルサービスを妨害するのに十分であることが実証されています。0.1μV/m という測定感度は、普通の信号漏れ検出器の測定範囲を超えているため、加入者宅内での漏れ検出には新しいアプローチが必要です。
エンジニアは、バッテリー動作のハンドヘルド Seeker HL 信号トランスミッターとその Trilithic DSP または VIAVI ONX メーターを使用して、発生の初期段階でこの問題に対処できます。 トランスミッターはグラウンドブロックまたはタップ接続されており、60 ないし 40dVmC の 2 通りの信号(航空帯域と LTE 帯域)を注入し、漏れオプションを備えた Trilithic DSP または VIAVI OneExpert CATV メーターで検出できます。Seeker HL 宅内信号ソースはケーブル信号の代わりに 2 つの高出力テスト搬送波をタップまたはグラウンドブロックに注入することで、ホームネットワークに「圧力をかけ」、LTE 搬送波または他の空中 RF 信号イングレスによるサービス中断につながる可能性がある不良や仕上げの問題を明らかにします。信号ソースには 2 通りの出力レベルがあります。宅内認証用の +60 dBmV、または加入者ネットワークに穴が多すぎて、高い伝送レベルでの漏れの場所を突き止めることができない場合に使う +40dBmV です。漏れ信号は適切なオプションが備わっている DSP または ONX フィールドアナライザ、あるいは Seeker HL 漏れメーターで検出できます。
トラブルシューティングを簡単にするために、メーターは受信電界強度でピッチの異なるトーンを発振します。信号が強いほど、トーンのピッチは高くなります。 同時に、メーター上の棒グラフは受信電界強度での信号の増減を示します。その後、エンジニアは接続の緩み、接続またはコンポーネントの不良を修理するか、またはケーブルの交換を行います。宅内全体を敷設し直す必要はありません。
利点:
- 2 通りの周波数でテストすることにより漏れ/イングレス箇所を検出する可能性が最大化
- ホームネットワークで漏れ/イングレスの発生源を正確に検出するプロセスを簡素化
- 手頃な価格で非常に効率的なソリューション
アプリケーション:
- 周囲のイングレス発生源がない場合にもイングレスの可能性のある場所を検出
- 宅内の他のオンエアサービスの妨害になり得る漏れを検出
主な機能:
- 航空帯域と LTE 周波数両方のデュアルバンド漏れレシーバー
- 漏れの発生源までの距離に比例して可聴音の音が増減
- オプション装備のインストールおよびサービスメーター(DSP または ONX)と連携
あらゆるステップでのサポート
VIAVIは、サポート、サービス、総合的なトレーニング、お客様が必要とするリソースを提供しています。これはすべて、お客様のVIAVIへの投資価値を最大化するために当社が日頃より行っていることです。
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